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夏の「仮」日記

カリフォルニアの音大で、ジャズドラムを学ぶ人の日々の記録

ドラムソロの楽しみ方を解説してみた

どうも、焼肉が食べたすぎて焼肉のタレを買ってみたはいいものの、肝心の焼くものがなくて途方にくれているなつです。

 

今学期はギタートリオに参加するということで、少人数編成でのドラムの立ち位置についていろいろ考えています。

ソロをとる機会も増えると思うので、偉大な先輩方のソロを見て、盗む作業を繰り返しています。

 

そこでふと思ったのですが、ドラムを演奏しない人にとってドラムソロというのはどのように映っているのでしょうか。多分ですが、僕が感動するソロとほかの人が感動するソロは多少違うのではないでしょうか。

今回は僕がどんなソロが好きで、ソロをどのようにして楽しんでいるのか解説していきたいと思います。

 

 

ポイントは派手さをとるか、気持ちよさをとるか

ドラムソロというと、「千手観音のように手足を動かし、とにかく早く叩く」というイメージがある人も多いと思います。それをここでは「派手なソロ」としましょう。ガンガン系のロックドラマーのソロはこのパターンが多いです。

それに対して、ファンクやジャズ系のドラマーのソロというのはわりと落ち着いています。リズムを常にキープしながら、歌うようなシンプルなフレーズを延々と繰り返し、そのなかでドラムのリズムの心地よさを聴かせ、観客を踊らせます。これを「踊れるリズム系ソロ」としましょう。

 

派手なソロはこんな感じ

B’zサポメン シェーンガラース 超絶ドラムソロ - YouTube

 

踊れるリズム系ソロはこんな感じ

Performance Spotlight: Steve Jordan - YouTube

 

リズム系ソロの場合、大部分はリズムに合わせて踊れますよね?え、踊れない?じゃあせめて手拍子はできますよね?

逆に派手なソロの方にも一部手拍子を合わせられそうな場所が出てきますが、そうじゃない部分のほうが割合としては多いと思います。

 

もうちょい極端な例を見てみましょう。

Best Drum Solo Ever Mike Mangini - YouTube

Red Hot Chili Peppers' Drummer Chad Smith Solo Excerpt From PASIC 2013 - YouTube

 

どっちが派手系で、どっちが踊れる系かは一目瞭然だと思います。

 

どっちのソロが正しくて、どっちが邪道とかそういうことではないんです。ただドラムソロと言っても、人それぞれやることは全然違って、それによって聴き手が受ける印象もだいぶ違うのです。

 

 

僕は個人的に踊れるソロはずっと見ていられますが、派手なソロは2分も持たずに飽きてしまいます。自分でやってても飽きます。僕がドラムソロをするところを見たことがある人がどれくらいいるか知らないですけど、派手なソロをやったことは一回もないです。

それは技術的に追いつかないという理由もあります。でもそれ以上に、やっていて気持ちよくないんです。やっぱりドラムは楽器だから、音楽を奏でないといけない。

例えばピアニストが適当に鍵盤を乱れ打ちして、「これがピアノソロです」って言ってもあまりピンとこないでしょ?それと一緒で、ドラムという楽器は気持ちのいいリズムを奏でて初めて楽器として認められる気がするのです。

 

僕の理想のソロは、叩いているうちに観客が手拍子をし始めて、いつの間にか会場が一体になるようなもの。会場全体が踊っているようなソロ。それが演奏できたらもうドラムやめてもいいな・・・

 

 

もちろんこれは全部僕の主観です。今回は比較のためにドラムソロを2つのタイプに分けましたが、すべてのドラムソロがそのどちらかに当てはまるというわけではありません。音楽は自由なので、その演奏者が表現したいことを表現していれば正解も不正解もないと思いますが、こうやって分類して分析してみると新しい発見があると思ったのであえてやってみました。

 

今度ドラムソロを見る・聴く機会があれば、派手さ以外にも注目して聴いてみてくださいね。

 

今日の一曲

シンリズム「彼女のカメラ」 - YouTube

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